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フリーのびっくりプラグインBuilding GeneratorとvimeoのHD動画実験

Building Generatorというびっくりなフリープラグインが3dsMAXにあります。
City Engineという都市の自動生成ソフトがありますが、それを模したようなプラグインです。City Engineの凄いところはパラメトリックな操作の深さだったり、地形に合わせてアルゴリズミックに道路とか街区割とかを生成するとこだったりするので並べて考えるのが正しいのかどうかはわかりませんが。

個人的にはこの手の自動生成モノが大好きなので(それこそ歯車生成スクリプトとか作ってみたりもしたし・・・)大喜びで遊んでみました。とはいってもちょっと前のことですが。
今日の時点で最新版はver 0.7のようです。
前自分が触ってみたときはver 0.52ぐらいだったはず。それよりはver 0.45の頃のほうが外観のランダムが強くきいてて好みでした。ver 0.45を境にGUIが変わって、ファサードのディティールが細かく操作でいるようになった分バラつきが出にくくなったというか。最新版のver 0.7でどうなっているのか気になります。

このプラグインの難点は英語版でしか動かないということ。英語版以外だと不具合が発生するプラグインが存在することは知っていたので英語版を入れようかと思っていたのですが、2010は新機能が多そうだったので慣れるまではと日本語版を入れていたので困ったことに。結局英語版を別のPCに体験版としてインストールしてこのプラグインを走らせて、保存したものをメインPCの日本語版で開いて作業してといったことをやりました。なんという手間!ちなみに生成してしまったものは特に環境に左右されず普通に日本語版で開けます。

あと、テクスチャを指定したフォルダから読み込んでランダムに貼ってくれるのは嬉しい!痒いトコにも手が届いている。

なんかver 0.7では自分が触っていたときよりも機能が増えているようなのでずいぶん気になりますが、今は忙しいので我慢。
ver 0.45を使って前に作ったやつを試しにvimeoのHDで上げてみました。音源に失敗して残念なことに・・・。是非、サウンドをオフにして別の音楽かけながら見てください。

CityRider HD ver. from cagelaw on Vimeo.

VJ用に作ったものなのでループ素材になっていますが、どうせならもっといろいろなシーンを作ってみたいです。可能性は感じつつも時間とかいろいろと、結局実行に移せていない。

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フラクタルソフト探求 その1


変なソフトとかプラグインを探すのがもはや趣味となっていますが、フラクタル系は特に漁っていてもなかなか興味深いです。

ここ2日間、最近やっているお仕事に使えないかとXenoDreamというソフトをいじくりまわしていました。結論としては使わない方向で落ち着きそうなので作ったものを載せてみました。



出来の悪いコンペイトウみたい。
XenoDreamからobjでエクスポートして3dsMAXでレンダリングしています。1000万ポリゴン超えてて困ったちゃんです、非常に。フラクタルを無理矢理メッシュ化してるから仕方ないのですが、3dsMAXで扱うのは厳しい。膨大なポリゴン数に強いスカルプト系3Dソフトとかmodoあたりならまだ余裕を持って扱えるのかもしれませんが。
XenoDreamと言えばこちらのサイトでちょっと話題になった気がします。このコンペで勝った方です。
これらは直接XenoDreamでレンダリングしているようです。静止画1枚で半日とからしい。
綺麗ですねぇ。

この手のソフトはUIもパラメーターもわかりづらいので四苦八苦することになることが多い気がします。
だからこそ楽しいのかもしれませんが。

バケツ一杯コンペイトウ食べたい。

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My 3dsMAX Script HAGURUMAgene



HAGURUMAgeneというスクリプトを昨夏作りました。上のような歯車の塊をボタンひとつで生み出すハイパー自慰スクリプトです。ちゃんと回ります。
それにGUIを実装し公開できるようにしました。
生まれて初めて書いたプログラムなので変数のスコープなどがガタガタでまだ手直しも終わっておらずバグがどんだけ出てもおかしくない感じです。一応一通り直したつもりなのですが・・・。

Download:HAGURUMAgene.mse

以下簡単な説明です。使ってみたほうが早いとは思いますが。
歯車同士は完全に噛み合っていて、且つ交錯しないように当たり判定とって排除してあります。物理演算を使っているのではなく回転速度と初期角度のズレをとってスクリプトコントローラで回しているので重くないです。
歯車の回転はスライダでコントロールしてください。



ブーリアンの類はまったく使わず頑張って幾何学的に頂点並べてメッシュ張ったので割と軽い・・・ハズ。
ディテールの形状パターンは暇をみて増やそうと思います。いかんせん数式起こさないといけないのでめんどいです。



シャフト部分だけマテリアルID分けてあります。シャフトがID:2でボディがID;1です。



定番のサンプル映像です。

My 3dsMAX Script HAGURUMAgene Sample Movie from cagelaw on Vimeo.

今回は中身がぐちゃぐちゃ過ぎるので見られたくなく、mseファイルでの公開としています。
バグとか感想とかいただけたら嬉しいです。気軽にコメントください◎

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vimeoの動画をブログに貼るときのループ再生設定

昨晩書いたオリジナルスクリプトWaverの記事でvimeoから貼り付けた動画をループ再生できないか調べました。YouTube用に解説されたやり方を適用したら出来たのでメモ。

ブログ等に貼るためにvimeoから吐き出されるEmbed Codeの中の

src="............................"

となっている部分の最後、 " 記号の前に &loop=1 と書き足します。

src="..................&loop=1"  こんな風に。

ちなみに &loop=1  と書いてもここ忍者ブログでは勝手に &loop=1 と書き換えられました。どっちの書式が良いかはWebのソースコードの知識がないため分かりませんが、とりあえずこれで出来るみたいです。
あと &autoplay=1 で自動再生です。どっちも =0 で無効になります。

どんな感じかは昨日の記事で見てみてください。自分の環境だとループのときに一瞬止まるみたいですが仕方ないですね。

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3dsMAX Script "Waver"

最近やらせてもらっている仕事で自分のためにいくつかツールを開発しています。リファレンス片手に独学で、他の言語を学んだこともほぼないのでかなり怪しいですが、とりあえず最低限やりたいことが出来ればといったトコで。
その気運も手伝って気晴らしにVJ素材作りに便利そうなツールを開発してみました。

Download: 3dsMAX Script "Waver"



で、コレを使うと左のが右みたくなります↓

My 3dsMAX Script "Waver" Sample Movie from cagelaw on Vimeo.

msファイルで公開しているので好きに使ってみてください。書き方変な場所見付けたとか改良したとか、いろいろ言ってもらえたら嬉しいです。

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購入書籍レポート『The Skillfull Huntsman うでききの狩人』

書籍購入費用だけはケチらないように生きてます。
技術的に困ったときの手助けはもちろん、アイディアソース、いまいち作業にノレないときの起爆剤とか、それでも無理なときのだらだらインプット用とか、気晴らしとか、とにかく生活の中で濃度をあげていく、作業の隙間隙間を埋めるのに本は欠かせない。

というわけでちょいちょい本を買っているわけですが、専門寄りの本は非常に高く、かといって大型書店が身近にはない環境で暮らしているのでアマゾンが頼りで中身を改めることなく買うことが多いのが現状。
どうせなら買った本の内容をちゃんとレポートしたら同じような境遇の人の参考になるかなぁ、と思い立つ。割と自分のアイディアソースをさらけ出すようなことはしたくないような気もしますが自分もたくさんの人のそういった情報に助けられてきたので少しでも還元したいところです。めんどくさがりであんまり有意義なレポートが出来るかはわかりませんがとりあえず出来る範囲でやっていこうと思います。

最近買った中で一番のヒットは今日のタイトルにもなっているコレ↓



帯にも書いてありますが、コンセプトワークを非常に大事にした一冊になっています。日本のCG業界は絵が描ける人が少ないとよく聞きますが、この本を見るとやはり自分のイメージやアイディアを様々な絵で整理検証していく作業は重要だと感じます。
グリム童話の『うでききの狩人』というストーリーを元にどうビジュアルで表現していくかということを多量のラフスケッチとともに語っています。アートワークを行ったのはArt Center College of Designの3人の生徒と講師。
制作過程の初期段階でどのような模索が行われているかに焦点を当てたこの本は、制作をする側の人間が完成物からだけでは学べないアプローチ手法を垣間見ることが出来る貴重な本だと思います。



例えば上のページは狩人という登場人物の様々なビジュアルスタディです。アイコンサイズでベタとラフスケッチだけで様々なアイディアを羅列しています。次のページではシルエットだけでの検証をしたりしています。非常に濃い。



メカメカしたデザインのページも。好きな人はすごい好きな感じだと思います。

建築だったり、クライアントやテーマのあるデザインの仕事をしたりするときは条件を整理した後の無作為にアイディアを並べる過程が大事だったりしますが、こういう表現寄りの世界であってもその重要性は変わらないのだなと感じます。逆に、建築やデザインを学ぶ人にも手にとって見てほしい本でもあるかも。

Amazonでも取り扱っているので興味がある人は是非。都内の大型書店なら置いてありそうなので立ち読みしてみるのも手だと思います。
Amazon:THE SKILLFUL HUNTSMAN / うでききの狩人

話は若干変わりますが一番上の写真に写ってしまったチェルシーの新味が美味しい!アーモンドキャンディーが好きな人は是非!!


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映像のこと


映像。

大学では建築を学んでいるわけですが、建築とは別にもっと直接的に人に作用できる表現力のようなものを身につけたくて学部3年のころからVJをはじめたのがきっかけです。
もうすぐはじめてから2年といったところ。

VJを中心にやってきたわけですが、VJというものは映像を中心に表現するものではなくて、個人的には音や空間だったりショーケースだったりといったものをより濃くする演出のための補佐的なものだと思っています。
そうするとやっぱり映像を中心に据えた表現で勝負してみたくなるわけで、なんやかや手を出しているうちにのめりこみ、気がついたら映像で食べていくことになりそうです。

映像を中心に据えた表現といっても物語や世界観、音楽といったものはやはり不可欠で、もちろんなくても成立しますが、実験的なものを除けばやはり最後はそれらが全て融合した強いものを作りたいなぁなどと考えています。
映像以外のものを削ると逆に映像そのものの強さや鋭さが問われるのでそういったものにも挑戦して映像力も磨いていきたいです。

これから先、自分が何をしていくのか。夢やそれをもう少し具体的にしたビジョンといったものはありますが、正直10年後はおろか半年先、3ヶ月先すら何をやっているかわかりません。何を作ってるかなんて、半日先でもわかりませんw
とりあえず、強く、戦いながら生きていきたいです。

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